無名の若者の創業期に投資し、成長を支援する

PE&HR株式会社

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vol.1 スタートアップに特化した本質的なベンチャーの成長支援をしたい

10年前の創業時からスタートアップに特化した投資事業を積極的に行い、現在では「飲食」のFC事業、インターネットメディア運営事業と、3つの事業を展開しているPE&HRの山本氏に創業の経緯から今後のビジョンまでをお聞きしました。※2014年3月24日掲載

PE&HR株式会社 代表取締役山本亮二郎


■略歴
早稲田大学第二文学部卒業
1998年4月 株式会社インテリジェンス入社
2000年6月 フューチャーベンチャーキャピタル株式会社入社
2003年5月 PE&HR株式会社設立
※現在、投資先6社の社外取締役も務める

― 創業の経緯について教えてください。

当社は2003年5月20日に、当時私が住んでいた日本橋のワンルームマンションにて、資本金500万円で設立しました。独立前はインテリジェンス、フューチャーベンチャーキャピタルでそれぞれ人材ビジネスとベンチャーキャピタル事業に従事しました。

インテリジェンスでは人材紹介や派遣の営業をしていたのですが、私はどちらかというと大きな企業に対して営業するよりも、独立して間もない数名のベンチャーで社長に直接話を聞き、どんな事業をやっているのか、どんな人材が必要なのかということを、膝を突き合わせて話すことに一番の魅力を感じていました。しかし、ベンチャーの中には、雇用はしたいがお金がない、採用する段階で紹介料が払えない、もっと言うと何か月もかけて代金を回収しなければならなくなったり、最悪の場合は未収のまま倒産してしまった企業もあります。そのようなことがきっかけで「お金」ということを強く意識するようになりました。
そして1999年頃ですが、世の中はITバブルでとんでもないベンチャーブームでした。当時は、ベンチャーキャピタルという言葉を聞いたことはあったのですが、恥ずかしながらまだあまり詳しくは知りませんでした。しかし徐々にわかってきて、私が開拓したスタートアップにベンチャーキャピタルが投資してくれれば、ベンチャーは採用できるし、私の営業成績も上がると非常にシンプルに考えることができ、良い会社があればベンチャーキャピタルに紹介しようと思ったのです。


そこで、様々なベンチャーキャピタルを回って提携をもちかけました。国内最大のベンチャーキャピタルにも提案したところ、非常に興味を持って頂いたのを覚えています。

そのような経緯もあり、ベンチャーキャピタル事業の理解を深めていましたが、1998年に京都で創業されたフューチャーベンチャーキャピタルの川分社長(当時)や何人かのベンチャーキャピタリストに、ベンチャーキャピタルやVCファンドの仕組みについてより詳しく説明を受け、これは素晴らしいと改めて気づきました。これまで人類が発明した英知の結晶ではないかと思った程です。

VCファンドでは、複数の投資家から出資を募り組合(ファンド)を作り、その組合でベンチャーに投資をしていきます。ベンチャー投資はリスクが高いと言われますが、複数の投資家からなるファンドを活用して複数のベンチャーに投資をすれば、投資家のリスクは分散され、その結果起業家のリスクも分散されることになります。
そして、驚くべきことに、ファンドの運用者であるベンチャーキャピタルは、活動資金としてファンド総額に対して年率3%程度の管理報酬を頂ける、つまり、10億円集めると毎年3,000万円を活動費として頂くことができると言うのです。投資顧問業のビジネスモデルについても理解していませんでしたので、最初は意味がわかりませんでした。「手数料を払うのですね」と聞き返したほどです。
一般的にお金を借りたら金利を払わなければいけません。また増資なら、そのメリットもたくさんありますが、新たに株式を発行するわけですから、1株当たりの価値を薄め、経営権の一部を手放すことになります。しかしファンドの資金調達というのは金利もなく、株式の発行もなく、さらに年率3%の活動費を頂くことができる、これは凄いなと思いました。

その後、勤めていた会社が上場しました。私自身は、20代の頃から必ず独立しようと強く誓っていたのですが、30代になり、今のまま続けていても独立には時間がかかると思い、東京に戻り、もっと小さな会社で優れた起業家の傍で働こうと考え、退職することにしました。挨拶回りを始めると、先の川分社長から「うちに来てやってみませんか」と言われたのです。営業マンしか経験がなく、金融の知識もない私にできるのだろうかと思い、すぐには回答することができませんでした。しかし、帰り道に色々と考え、「あの会社はベンチャーで、まだ少人数だ。社長も有能で、自分が経験したい事が全てある。独立する際の資金調達の仕方も学べるかもしれない。もしかしたらこれはチャンスではないか!」と思えてきたのです。

私は間を置かずに、「先ほどのお話しで、私を採用したいとおっしゃられた件ですが、是非ともお願いします」と、さも私の採用が決定しているかのようにメールを送り(笑)、その後選考も受け、入社することになりました。

入社後、今度は古巣の人材会社などを回って、「投資先に人材を紹介して欲しい」と依頼するのですが、「そんな創業間もない会社に人材を紹介して大丈夫なのか?」という反応が殆どで、これでは本当の成長支援はできないのではないかと思いました。つまり、「資本」と「人材」の両方が一つの事務所の中になければ駄目なのではないかと思うようになったのです。その後、3年間所属し、10数社に投資しました。
そして、資本と人材の融合を通じ、スタートアップに特化した本質的なベンチャーの成長支援をしようと、独立を決意いたしました。

― 独立後に苦労されたことなどについてお聞かせ頂けますでしょうか。

ベンチャーキャピタル事業を行うことを目的に独立したのですが、一般的にベンチャーキャピタルとして独立するには10年程かかると言われていました。理由は、投資を実行し結果が出るまでに7〜8年必要で、さらにそこから新たにファンドを組成し資金を調達する、ここまで一巡して初めてベンチャーキャピタルの全てを経験することになるからです。そこで飛び切りの成績を残した人だけが独立できる、そのような世界でした。

私がベンチャーキャピタルにいたのは3年間ですので、独立する時点ではトラックレコードは全くありません。また、幸いにも勤めていた2つの会社が上場したので、一番良い時で数千万円の資産を保有していましたが、2003年の春は株価が最低水準で独立時には500万円まで目減りしていました。本当にやれるのだろうか、実績がない中でファンドは組成できるのだろうかという不安もありましたが、「500万円の資本金があれば、1年間はやって行けるだろう」と思い、腹を括って起業しました。1年やってみてダメだったら難しいだろうという思いもありましたので、とにかく毎日必死でした。独立して最初に取り組む事業としてはあまりにも歯ごたえがあり、時には相当怯みながら、でもやってやろうという強い気持ちで毎日立ち向かっていったことを今でも覚えています。


独立してから3ヶ月後に今西さんという前職の同僚がジョインしてくれることになり、同時に当時お世話になっていた上場企業の社長や学生時代からお付き合いのあった方など8人に出資を頂き、資本金を3,000万円にすることができました。

そして翌年5月、2つの銀行に出資をして頂き、スタートアップへの投資に特化した最初のファンドを設立する事ができました。多くの方に関わって頂き実現できたことで、今でも本当に感謝しています。

― 1号ファンド組成後の状況などはいかがでしょう?

ちょうどその間に、会社員時代に投資し役員を務めた複数の投資先が上場し、会社員時代の投資は2.5倍くらいになったのだと思います。そのような実績ができたこともあって、1号ファンドを組成してから約3年後に、2つ目のファンドを1号ファンドの6倍以上の規模で組成することができました。出資者は、大手銀行、総合商社、政府基金、多数の上場企業や地銀、また尊敬する個人の方です。こちらもスタートアップに特化したファンドです。

当社は昨年の春で創業10年を迎えましたが、昨年末までで合計4つのファンドを設立することができ、1社あたり1,000〜8,000万円を32社に投資しています。上場企業も生まれ、その他に、3.5〜10倍での売却実績が5回あります。今年も複数の会社が高い確率で上場する予定で、どのファンドもまずまずの成績です。ファンドにご出資頂いている複数の金融機関から、当社のファンドはトップまたはトップクラスであるとお聞きしています。
VCとして特に大切なことの一つは、ファンドごとの成績を出来る限り均一にし、良い成績を出し続けるということです。

― 設立当時、インキュベーターやアクセラレーターは少なかったように思うのですが。

創業期に特化した投資を行っている会社は2〜3社しかなかったと思います。最近では私よりも一回り若い人たちも活躍していて、非常に素晴らしいことだと思っております。長くやっていますので、スタートアップに特化したベンチャーファンドとしては、当社は国内最大規模だと思います。今後も積極的に成長支援を行っていく予定です。

現在はベンチャーキャピタル事業以外にも展開されていると見受けられますが?

当社は「投資と人材の融合を通じて、社会における価値創造の基盤を構築する」という会社設立時に定めた理念に、「全ての独立する人のために」という新たな理念を加え、大きく分けて3つの事業を行っています。

1つ目は、すでにお話したスタートアップやアーリーステージに特化したベンチャーキャピタル事業です。将来有望なベンチャー企業への投資だけでなく、人材のご紹介もしており、「資本」と「人材」を強く意識したベンチャーキャピタルとして活動しています。これは社名の由来にもなっております(PE=プライベートエクイティとHR=ヒューマンリソース)。

2つ目は、「ベリーベリースープ」というフランチャイズ(FC)による独立開業支援を、子会社を通じて行っています。現在、全国に約30店舗展開しており、年内に50店を超えそうな勢いです。もちろん個人の独立開業だけでなく、大手や中堅企業の新規事業としても多数ご加盟いただいています。

3つ目は、InMyBagというソーシャルコマースメディアの運営です。

(vol.2に続く)

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