グローバル規模のクリエイティブプラットフォームを目指す、国内最大のマイクロストックフォトサービスPIXTA

ピクスタ株式会社

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vol.2 海外の売り上げを増やすことにコミットしたい

国内最大のマイクロストックフォトサイトに成長し、取り扱いコンテンツ数の増加とともに順調に売上を伸ばしているピクスタ株式会社。同社でエンジニアとして活躍中の白倉氏は、大手ITコンサルを経て、スタートアップベンチャーへ参画後、同社に入社した経歴を持ちます。今回は、白倉氏にベンチャー企業におけるエンジニアのやりがいや求められるスキルについてお聞きしました。

ピクスタ株式会社 開発部 エンジニア白倉弘太


■略歴
2006年 4月 アクセンチュア株式会社入社
2011年12月 教育系ソーシャルサービスのスタートアップに参画
2012年 8月 ピクスタ株式会社入社

― PIXTAではシステムを利用されたエンドユーザーの反応がダイレクトに分かると思いますが、入社後、担当されたシステムでユーザーの反応が良かったものを教えてください。

 成功例は、入社後すぐに取り組んだ「モデルキャスティングシステム」の改修です。
 自分で撮影した写真や描いたイラストを「PIXTA」にアップロードして販売する人をクリエイターと呼んでいます。クリエイターが販売している素材の中でも、人物写真がよく売れるのですが、クリエイターが人物写真を撮る際にはモデルが必要です。クリエイターからのモデルを紹介して欲しいというニーズにお応えするために、「モデルキャスティングシステム」が作られました。
 システムの管理画面にログインすると、派遣会社に登録されたモデルの方々の写真が並んでいて、撮影協力の依頼からスケジュール管理まで行うことができます。私が入社する前からあったシステムですが、より使い勝手の良いものにしようと、一から作り直しました。
 広告などで使われる人物写真には高いクオリティが求められますので、このシステムを利用できるのは、クリエイターランク[注1] 6以上(販売回数が100回以上)の方々に限定させていただいています。ランクが高い方でも、アマチュアの方々にとってモデルを雇うのは、どんな人がどこにいるのか、いくらで雇えるのかということが分からず、日常そのような情報に接する機会がほとんどありませんので、それなりの壁があるわけです。システムの改修によって、機能の強化や利便性を向上させることができ、アマチュアの方は勿論のこと、プロにも評価をいただけるレベルのものに仕上がったと思います。さらに多くのクリエイターの方々に利用してもらえるようにして、より良い人物写真をもっと増やしていきたいです。

― 開発してはみたものの、エンドユーザーから思ったような反応を得られなかったということもありますでしょうか。

 そうですね。新規購入者を増やすための試みで、すでにPIXTAで素材を購入したことがある方に新たなお客様をご紹介いただくためのキャンペーンシステムを開発したのですが、予想に反して全く使われませんでした。紹介した方、紹介された方の双方に2,000円分のアマゾンギフト券をプレゼントするというキャンペーンで、サイト上でもかなり力を入れて告知しました。100万人以上の月間ユニークユーザーがいるにも関らず、キャンペーン開始から2ヶ月ほど経っても使われたのは3、4人だけという散々な結果になってしまいました。一言で言えば、キャンペーンに魅力がなかったということですが、あまりにも使われず、驚きました(笑)。結局、キャンペーンシステムは2ヶ月くらいで閉じてしまいました。
 素材の購入者は、ほとんどが法人で、広告やウェブサイトで使う写真やイラストを買っていただいているわけです。誰かに紹介されたから買ってみようという購入動機ではなく、仕事で必要に駆られて素材を探している方が多いので、アマゾンのギフト券がもらえるから誰か紹介しようとはならなかったのだと思います。自社サービスを手掛けるエンジニアとしては、自分の開発するシステムがビジネスにどのような効果をもたらすかというマーケティング的な視点も持ち合わせなければならないと感じる良い教訓になりました。

― ピクスタでは、納期を強く意識することはないというお話でした。システムによって開発期間は様々だと思いますが、スケジュールはどのように定めているのでしょうか。


 エンジニアが中心となり、自分たちができるペースでスケジュールを考えます。前職のようなSIerでは、納期の決定権があるのはお客様です。できるだけ早く開発して欲しいということだと思いますが、「もっとスケジュールを早められないのか」「なんでこんなことに時間がかかるんだ」とせっつかれますので、すごくプレッシャーがかかります。スケジュールの折衝にかなり神経を使い、それなりの時間が割かれると思います。ピクスタでも当然、開発期間を決めますが、あまり無茶なスケジュールは組まないので、それほど納期を意識せずに、心理的にも余裕をもって開発を進めることができています。少しでも早くリリースした方が良いという考え方もありますが、ある程度の余裕を持つことで、開発中に気づいた機能を追加で反映させるようなことも可能になり、結果的に、より完成度の高いシステムを作ることができるのだと思います。

― 貴社では、エンジニアのスキルを高めるために何か取り組んでいることがありますでしょうか。

 勉強会を定期的にやっています。勉強会は、Rails のスキル向上は勿論のこと、「良いコード」の共通認識を持つ場にもなっています。自分達でテーマを決めて、技術系のウェブサイトに記載されている情報などを持ち合い、お互いに学び合うスタイルにしています。「良いコード」とは、他の人が見ても分かりやすく、後から簡単に修正をすることができるソースコードです。システムの改善を図るために日々プログラムをどんどん改修していますが、エンジニアによってプログラミングのやり方に多少の癖が出ますので、次回、改修するときに別のエンジニアが担当すると前任者が書いたコードの解析だけでも非常に時間がかかってしまいます。そのため、読みやすくて、改善しやすいコードを具体的にどのように書いたら良いか、Railsはどのように書くべきかということを皆で学び、誰が書いたコードでも少ない工数で改修できるようにしています。

 他には、エンジニアとしてだけではありませんが、英語に力を入れています。オンライン英会話を導入していて、1ヶ月に12回以上受講すれば、料金を会社が負担してくれる制度があります。カスタマーサポートの部署では英語の対応も増えてきているようですし、今後、海外にビジネスを展開していく上で、エンジニアも今まで以上に英語が必要になると感じています。私自身、英語に強い興味がありますので、1ヶ月程前からは毎日少しでもオンライン英会話をやるように努めています。ただ、なかなか上達しないですね(笑)。文書を読むことはできるのですが、リスニングが結構難しいですね。
 英語サイトの開発プロジェクトなど、海外展開をある程度主導でやらせていただいているので、英語力をもっと高めたいと思います。サイトリリース後もどのように売り上げを増やせるのかにコミットしたいので、英語力は必須になると考えています。

― 会社以外で、個人として日頃から意識して取り組んでいることはありますでしょうか。

 自分の興味のあることをずっとやり続けるようにしています。前職の時には、仕事では絶対に使わないことは分かっていましたが、趣味でずっとRails(Ruby on Rails)を学んでいました。そして、現在はRubyのエンジニアになっています。仕事に関わることだから勉強するというよりも、「今、自分が一番興味のあること」で、将来的に武器にしたいと思うものを学ぶようにしています。
 現在の一番の興味は、データマイニングやデータ解析です。今すぐに仕事に直結するわけではないのですが、将来的にピクスタで使うことがあるかもしれません。最近は、海外の大学院の授業を無料で配信するようなオンラインの学習サービスも増えているので、英語の勉強も兼ねて、読んだり、聞いたりしながら学んでいます。世界の一流大学の講義を無料で聴くことができて、すごく良いと思いますね。

― 最後に、ベンチャーへの転職を考えているエンジニアの方々へのメッセージをいただけますでしょうか。

 よくベンチャーで働くのか、大企業で働くのかと対比されることがありますが、お互いに良い面、悪い面があると思います。そのような中で、ベンチャーの何が良いのかと言えば、会社の目標と個人の目標のベクトルが近いことではないかと思います。
 大企業でもベンチャーでも、会社としては、事業を拡大して成長しようと頑張っているのは同じことです。けれども、組織が大きくなると、どうしても内向きになる部分があるのかもしれません。私自身の経験からしても、グローバル成長のために頑張ろうとか、株価をあげるために頑張ろうとは、なかなか考えることができませんでした。大きな会社では、このプロジェクトを成功させて1年後に給料を上げることとか、マネージャーを目指そうとかそういうことを目標にする人が多いように思います。それが悪いことだとは思いませんが、会社全体の視点と個人の視点が異なりますので、相反することも出てくると思うのです。会社的にはこういう選択をすべきだけど、自分としてはここで頑張ってもしょうがないと感じてしまう場面もあるように思います。
 ベンチャーではそのようなことが少ないと思います。会社の成長と自分の目標達成が同じベクトルになる、純粋に会社の成長のために頑張るんだというモチベーションになれます。ベンチャーで働くことを考えた際に、現時点だけを見てしまうと、福利厚生とか給料とか大企業の方が良いということもありますが、やりがいと成長性という点ではベンチャーに分があると思います。

― お忙しいところ、大変ありがとうございました。

(了)


[1] クリエイターランク:「PIXTA」のクリエイターは、プロとして活躍されている方もいるが、多くはアマチュアである。そのため、販売実績に応じたクリエイターランクを設定しており、ランクが上がるとコミッション(収入)率が高まる仕組みになっている。
[2] Rails (Ruby on Rails ルビーオンレイルズ):まつもとゆきひろ氏により開発された日本生まれのプログラミング言語「Ruby」で書かれたオープンソースのWebシステム向けフルスタックフレームワーク。フルスタック以外のフレームワークでは、UIやDB、セキュリティなどの組み合わせによって生じる相性の問題を意識してシステムを動作させなければならず、特別なノウハウが必要になる。フルスタックの場合は相性の問題が無いので、アプリケーション固有の処理部分の開発に集中できる。
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